権力

今日は誕生日会があって外食を。
そこで少し親父に中国について話を聞いた。
ウチの親父は色々と日中友好に努めてるとかで中国では優遇されている。
話の発端というのは祖母が食器を片付けたところから始まる。
それを見た親父が
「不愉快だ。こういうことは向こう(中国)でやったら店入れてもらえないぞ」
といったことから始まる。
向こうでは使用人の仕事を使用人がするのが当然らしい。
それを「気遣い」などといって手伝ってしまうと馬鹿にされるようだ。
別にそれで差別だとか騒ぎ立てられるわけでもないらしい。
どうも官僚などの権力とは凄いもので前親父がVIP待遇を受けたときも
妙にバスが早いと思ったら道路を封鎖していたとかいっていた。
まあ日本でコレが出来るのは天皇陛下だけなわけだが
ベンツじゃなくてバスにのってたら麻原だなと笑っていたが。
考えてみればその程度の権力、当然なものだ。
中国の官僚なんて日本の官僚の1万と2000倍は賢い。
いや、それだけの戦いを勝ち抜いてきた超エリート集団なのだ。
中国の教科書を覗いたことがあるが数学とかなら2年向こうのほうが上だ。
俺たちは井の中の蛙にすぎないということをつくづく思い知らされた。
そーいうお偉方が学校もろくにいってない下人の仕事をするなんて
もってのほかということなのだろう。なかなか面白い。
下人のほうはそれで差別なんていわやしない。実力がないから下につくまでだ。
寧ろそのような社会のほうが楽なようだ。日本人みたいに神経質じゃないのか。
そう考えてみると気遣いって言葉は凄く島国根性の出た恥ずかしいものかと思う。
それを正しいと思ってやっているか知らないが少なくとも大陸では通じない。
ま、世界一成功した社会主義国だから中国みたいに出来ないのかもね。